感染症の歴史

感染症騒動を理解するためには、感染症の歴史を知ることです。

感染症騒動は定期的に何度も引き起こされています。

それがどういう理由なのか考えるための礎となるでしょう。


病原体仮説

「近代細菌学の開祖」と称されるルイ・パストゥール博士(1822~1895)は、「病原体仮説(Germ Theory)」を提唱した人物である。彼は微生物が病気の原因であり、それが人間の体内に入ることで発症するという説を唱えた。この仮説は現代にも引き継がれ、感染症治療薬やワクチンの開発に寄与している。しかし、彼が死亡する直前に、自分の仮説が間違っていることを告白したという逸話が残っている。実際、彼の残した100冊を超える膨大な実験ノートは、決して公開するなという彼の遺言に反して、彼の子孫によって公開されてしまう。そのノートには、彼が行った不正の実験の様子が如実に書かれていた。それは『パストゥール ― 実験ノートと未公開の研究』(G・L・ギーソン著、長野敬・太田英彦訳:青土社、2000年)に詳しい。その実験ノートによれば、彼が行った感染実験は微生物を使用したものではなく、毒物を使用して症状を引き起こしていたことが明らかになっている。

コッホの原則

その「病原体仮説」に基づいて、病原体の病原性を確認する手法を提案したのがロベルト・コッホ博士(1843~1910)である。彼も「近代細菌学の開祖」と称される。彼は「コッホの原則」を提案し、現代でも微生物の病原性を確認する際に、その原則が議論の俎上にあがる。しかし、コッホが発見した微生物でコッホの原則を満たしたものはない。

 

リバースの原則

微生物で病原性を証明することが困難であったことから、顕微鏡でも見ることができないウイルスの存在を必要とした。ウイルスでさえもコッホの原則を満たすことが困難であったため、トーマス・M・リバース博士(1888~1962)は、コッホの原則をすべて満たす必要はないと、コッホの原則を緩めた「リバースの原則」を提唱した。しかし、現代に至ってもリバースの原則を満たすウイルスは見つかっていない。

ウイルスが原則を満たせない理由

ウイルスがコッホの原則やリバースの原則を満たすことができないのは、単離することが困難であるからである。レトロウイルスを大きく分類すると次の2種類に分類できる。

  • 外因性レトロウイルス
  • 内因性レトロウイルス

外因性レトロウイルスとは、いわゆる新型コロナウイルスのようなヒトの体の外部から侵入し病気を引き起こす病原性ウイルスのことであり、内因性レトロウイルスとはヒト細胞由来の粒子であって、細胞外小胞もしくはエクソソームと呼ばれる。この2種類のウイルスは形も大きさもほとんど同じであるため、遠心分離機で分離しようとしても必ず同じバンドに入ってしまい分けることができない。色々と分けるための手法が講じられているが、現在に至っても分ける有効な手段は見つかっていない。

科学的に無意味なエビデンス

それでもウイルスの感染実験に成功したという報告はいくつか存在する。しかし、それらの報告の中身は、例えば、サルの頭蓋骨に穴をあけ、ウイルスの他にも様々な薬剤や成分を含んだ液を注入することによって、症状が現れた、感染実験に成功したというようなレベルの報告ばかりである。

「分離」という詐欺的手法の発明

ウイルスの単離が技術的に困難であるため、「分離」を行うことが一般的である。現在でも行われている分離方法を提案したのは、ジョン・フランクリン・エンダース博士(1897~1985)である。彼はポリオウイルスの大量培養を可能にしたことで有名であるが、この「ウイルス培養」を「分離」と称することを考えた人物である。

 

ウイルス培養とは、ウイルスが混入されていると思われる検体を培養細胞に接種することで、ウイルスが細胞に侵入し増殖するという現象を人工的に行うこととされている。この時、細胞が感染したかどうかの確認は、細胞が死滅している様子を確認することで行う。これを「細胞変性効果」という。細胞変性効果が確認できたら、培養できた、すなわち分離できたと考えるのである。

 

これが詐欺であるという理由は、「分離」の意味は一般的には、「混合物から目的の物質を分ける。」ことであるが、ウイルス学ではそれとは全く異なる意味、すなわち「培養細胞の死滅」であるからである。これが原因で、ウイルス学者は「ウイルスの分離に成功した。」と主張し、ウイルス学者以外は「ウイルスの分離には成功していない。」と噛み合わない主張でいつまでも平行線をたどる。

 

以降、混乱しないように、ウイルス学の意味での分離を「分離培養」、「混合物から目的の物質を分ける」意味の分離を「単離」という用語を使用する。

 

分離培養試験の対照実験

2021年4月21日にはステファン・ランカ博士が分離培養試験の対照実験を行っている。ウイルスを接種せずに分離培養と全く同じ手順で実験を行った結果、細胞変性効果が確認されている。この結果は、細胞変性効果の原因がウイルスではないことを証明するものである。すなわち、ウイルスが細胞に侵入して増殖することによって、細胞が破壊され死滅するという「仮説」は否定され、ウイルスの分離培養報告が虚偽であることを示唆している。

西洋医学の嘘

「現代病理学の父」と評されるルドルフ・ヴィルヒョウ博士(1821~1902)は、西洋医学の基礎を作った人物である。彼は「病気やけがを治すのは、我々医師であり、医薬であり、医術である。」と宣言し、ヒトの自然治癒力や自然免疫力を徹底的に否定した。それが現代の医学部で自然治癒力や自然免疫力を教えていないことにつながっており、西洋医学の医者の大半は自然治癒力や自然免疫力に詳しくない。そしてこのことが、感染症や全ての疾患において薬がもてはやされ、特に感染症に対しては異常なまでにワクチンを必要と考える間違った認識が広がってしまった。

インフルエンザの感染実験

1918年に起きたスペイン風邪と呼ばれる騒動の最中、これが感染症であることを証明するために、翌1919年に海軍兵のボランティア68名に感染実験を行ったが、健康なボランティアの誰一人も感染することはなかった。インフルエンザに感染したとされる人の痰、分泌物や血液をボランティアに注射したが、感染しなかった。ボランティアの喉や鼻の奥にバクテリアを刷り込んでも、感染しなかった。感染者と狭い部屋で同居させ、顔に咳をかけたが、同様に感染しなかった。ジフテリア、腸チフス菌、髄膜炎菌、結核菌までも、鼻粘膜、扁桃、舌下に塗り付けたが、やはり発症することはなかった。

ポリオ

ポリオ患者と同じベッドで寝た健康な人や濃厚接触した者に、ポリオが感染することがないことは、20世紀初頭からよく知られている事実である。ポリオは小児麻痺の大きな原因であるが、小児麻痺が感染するようなことは寡聞にして聞かない。

病原体仮説は永遠に仮説

100年以上を経て現代に至っても「病原体仮説」は仮説のままであり、その正しさが証明されたことは今まで一度もない。

野口英世の闇

明治33年、婚約者からの婚約持参金を使って渡米する。ペンシルベニア大学医学部の助手を経て、ロックフェラー医学研究所研究員となった。主に細菌学の研究に従事し、黄熱病や梅毒の研究で知られる。数々の論文を発表し、ノーベル生理学・医学賞の授賞候補に三度名前が挙がったが、後にその業績の多くが否定された。

 

大正7年、野口ワクチンを開発。

 

大正13年、アフリカ・セネガルにて黄熱病が発生。イギリス、フランスの研究施設より野口ワクチンが効果を見せないとの報告を受ける。

 

昭和2年、現在のガーナに移動し、黄熱病の研究に従事する。自身にワクチンを接種し、昭和3年5月、黄熱病にり患し(とされている)、死去。

 

詳しくは説明しないが、ワクチンの正体が何なのかを理解している方なら、野口英世がアフリカの方々に何をしたか、そして、なぜ彼が亡くなったのかはすぐに分かるだろうし、彼の罪深さも理解できるだろう。

宿主仮説

「病原体仮説」に相対する仮説に「宿主仮説(Terrain Theory)」というものがある。病気の原因は宿主である自分自身にあるという考え方であり、東洋医学をはじめとする西洋医学以外の医学がこの考えに基づいている。「病原体仮説」が世に提唱される以前の医療もこの考えに基づいて行われてきたわけだが、病原体仮説の提唱以後、宿主仮説は弾圧を受け徹底的に無視されて来た歴史がある。

本当の病気の原因

「宿主仮説」の下では、病気を引き起こす因子は以下の4つと考えられている。

  1. 怪我
  2. 飢餓
  3. 精神的毒

我々が病気と言っているのは、体内に蓄積された毒を排出するときに現れる反応のことである。体温を上げたり、鼻水を出したり、咳を出したり、吐いたり、下痢をしたりして、体内の毒を外に排出している。その症状を抑えるために、薬物を使用すると、解毒を妨げることになり、回復に時間がかかったり、別の症状が現れたりする。薬やワクチンがしていることは、自然治癒力や自然免疫力を抑制しているに過ぎない。